「FX口座作ったはいいけど、そんなにFXにお金を使えない・・・」
「少額からでも稼ぎたい」
そう思ってる人は多いと思います。
もちろん私もそんな一人でした。
月に1万円が限界かな・・・と思いながらFXの勉強をしていました。
そんな中、目を付けたのが【1万円チャレンジ】です。
1万円チャレンジ、FXの界隈では時折この単語が現れます。
主に遊びとして行われるものですが・・・
しかし、実は初心者がFXの感覚を掴み、資金を大きくするのに有効な方法なのです!
というのも、1万円という小さな資金では利益が取れると確信した上で、さらに厳選することが求められます。
より細かい目で見る練習になるのです。
また、海外FX口座では入金額と同額のボーナスと大きなレバレッジという制度があります。
この2つの制度により少額でも大きな利益が見込めるトレードが可能となります。
この記事では私が大学生時代に1万円を一週間で40万円にした手法を紹介します。
どうしても投機的(ギャンブルっぽい)部分がありますが、私が投資家として安定して稼げる様になったキッカケですので、最後までぜひご覧ください。
1万円チャレンジのメリット・デメリット
1万円チャレンジのメリット
1万円チャレンジのメリットは2つあります。
1つ目は最大のリスクヘッジになることです。
FXでトレードしていく上で取引証拠金はいつ無くなってもおかしくないお金になります。
ポジションを持っている時に急騰・急落が起きてしまえば一瞬でロスカットしてしまうリスクを常に抱えているからです。
ですので、1回のゼロカットでなくなるお金が1万円で済むというのは最大のリスクヘッジと言えるでしょう。
2つ目は慎重にエントリーするポイントを選び、必要ならすぐ逃げる力が身につくことです。
いくら1万円ならまだ軽傷と思えても、できることならお金を減らしたくないですよね?
その考えは取引証拠金が少ないほど強くなります。
そして、取引証拠金を減らさないためにより勝率が高い場面でエントリーすることにつながります。
また、取引証拠金が多ければ耐えられる状況でも、1万円しか無ければ耐えることなんてできません。
そのため、必然的に耐えることよりも逃げることが身に付くのです。
1万円は無くなってもいいという覚悟を持ちながら、しかし慎重にトレードできるようになれば、あっという間に取引資金を大きくすることができます。
1万円チャレンジのデメリット
1万円チャレンジのデメリットは2つ挙げられます。
1つ目は退場しやすいことです。
メリットでも述べた通り、取引証拠金が多ければ耐えられる状況でも1万円は耐えることができません。
そのため、あまりに大きなロット数でトレードするとちょっとの逆行ですぐ強制的にポジションを手放す羽目になります。
2つ目は1回のトレードでの利益が数百円など少額になり、思ったように資金が伸ばせない可能性があることです。
これは、間違った考えではありませんが、損失を恐れ消極的なロットでトレードすることにより発生する現象です。
大きな資金でトレードする場合には必須の考え方なので、決して捨てないで欲しいですが、1万円で勝負する以上、それなりのリスクを負った方が結果的にプラスになります。
覚悟を決めましょう!
1万円チャレンジはロット数のバランスがエントリータイミングより大事になってきます。
大きすぎても即退場、小さすぎても稼げない・・・
そうならないよう、ルールを設けてトレードする必要があります。
次にトレードのルール、手法をご紹介します。
トレード手法
トレード手法1:順張りトレード
FXの相場には大きく【トレンド相場】と【レンジ相場】の2パターン存在します。
この手法はトレンド相場になっている状況で使用する手法です。
トレンド相場とは価格が上り調子(下り調子)になっている相場で、流れに沿ったトレードによって大きな利益を見込めます。
上り調子を【上昇トレンド】、下り調子を【下降トレンド】と呼びます。


大きな流れに逆らわないことがトレンド相場でのトレードのカギです。
チャート上で使うもの
【フィボナッチリトレースメント】とインジケーターの【移動平均線(MA)】を使用します。
フィボナッチリトレースメントの使い方
フィボナッチリトレースメントとは主にトレンドに対して使われるツールです。
トレンドの【押し目(トレンド途中にできる山や谷)】がどこでトレンド方向に進み始めるかを見るのに有効です。

チャート左上のツールバーにある4本線の下から1本目の左端と上から2本目の右端に〇がついているアイコンをクリックすることで使えます。

もし表示されていない場合は、ツールバー上で右クリックをし、カスタマイズで【選択されたボタン】へ挿入しましょう。

使い方はアイコンをクリックしたら、トレンドの始まりをクリックして、そのまま今のトレンドの頂点までドラッグでOKです。

移動平均線の使い方
移動平均線とは現在のローソク足から指定した期間までのローソク足の終値の平均をラインとして描画するインジケーターです。
多くの人が注目しているインジケーターでもあり、現在がどういった相場か確認する【環境認識】から反発を見越したエントリーポイントになったりなど用途は多岐にわたります。
今回の手法では環境認識のために利用しますので、エントリーポイントなど他の用途はまた別の機会に紹介します。
チャート左上の挿入から、インジケーター→トレンド系→Moving Avarageを選択することでプロパティが表示されます。
プロパティのパラメータを設定して【OK】をクリックで完了です。


パラメータは【期間】を100にするだけでOKです。
トレードのルール
- 1時間足で環境認識
まず1時間足と移動平均線で環境認識をしましょう。
1時間足の移動平均線が斜めに進んでいる状態がトレンド相場で、今回の手法が適用できます。 - 5分足で押し目の予測
次に5分足でトレンドの押し目を予測しましょう。
1時間足で確認したトレンドの方向とは逆に進んでいるかを確認しましょう。
進み方がゆっくりで、またトレンド方向に進みたがっている動きがあれば押し目になる可能性があります。
逆に勢いがあり過ぎるとそのままトレンドが終了となる可能性があるため、その場合はトレードを控えましょう。 - フィボナッチリトレースメントをトレンドに引いて押し目の反発を予測
フィボナッチリトレースメントで押し目が反発しやすいポイントを予測しましょう。
特にフィボナッチリトレースメントの38.2%は多くのトレーダーに意識されており、有効な反発ポイントとなります。
この手法では38.2%に3回タッチしたのを確認してから【エントリー(トレード注文)】します。
もちろん1回目や2回目のタッチでトレンド方向に進んでしまうこともありますが、その場合は諦めて次のチャンスまで待ちましょう。 - 1分足でエントリータイミングを計る
フィボナッチリトレースメント38.2%に2回タッチしたあと3回目タッチしそうになったら、1分足に切り替えてエントリーのタイミングを計ります。
3回目タッチと同時にエントリーするのではなく、3回目タッチの次のローソク足がトレンド方向に進み確定したタイミングでエントリーをします。
エントリーのポイント
より確実なトレードを目指すなら、3回目の反発してすぐではなく、2回目のタッチでできた山や谷の頂点を超えたのを確認してからエントリーがオススメです。

また、反発を示す強いパターンが存在します。
強いパターン例
- リバーサルハイ・リバーサルロー
【リバーサルハイ】は反発が予想できるライン付近で、現在のローソク足の高値と安値が1つ前のローソク足を包みこむ形です。
動きとしては、1つ前のローソク足よりも高値に上昇した後、1つ前のローソク足の安値より低い位置で実体が確定するという流れです。
【リバーサルロー】はリバーサルハイの逆で、1つ前のローソク足よりも安値に下降した後、1つ前のローソク足の高値より高い位置で実体が確定します。
上昇トレンドではリバーサルロー、下降トレンドではリバーサルハイが発生すると強いパターンと考えていいでしょう。 - インサイド・インサイドブレイク
【インサイド】は予想したラインで反発した後、反発したローソク足より先に進まず1本のローソク足の範囲内で停滞する状態を指します。
インサイドは極小のレンジとして見ることができ、反発したローソク足の高値もしくは安値を更新できればその方向に進みます。
これが【インサイドブレイク】です。
反発した方向と同じ方向にインサイドブレイクすれば強いパターンになります。
利確・損切ポイント
利確ポイントの候補は2つあります。
1つ目はトレンドの押し目を作るまでの値幅と同じ値幅で利確です。

値幅はエントリーに使用したフィボナッチリトレースメントや図形を利用すれば簡単に見つけられます。
フィボナッチリトレースメントの場合、真ん中に〇があるので、これをクリック&ドラッグすれば幅を変えずに移動できます。
押し目の頂点を100%のラインに合わせて、0%のラインが利確ポイントです。
この方法は利益をできる限り伸ばすことができます。
2つ目はトレンドの直近の頂点で利確です。

押し目を作り始めたポイントで利確します。
この方法では利益は押し目の深さによって決まります。
しかし、押し目を作り始めたポイントは同時にまた反発する可能性を含んでいるため1つ目よりは安全に利益を取ることができます。
2つの利確ポイントとも共通して、そこに到達するまで利確しないというわけではありません。
到達することの方が多いですが、到達しない可能性も考えて怪しいなと感じたら少し早めに利確するのがオススメです!
損切ポイントの候補は2つあります。
1つ目はトレンドの始まりの少し先で損切です。

この方法は逆行を耐える時間が長くなりますが、その分だけ利確できる可能性も残ります。
トレンドの始まりで損切しないのは、そこで反発する可能性が大いにあるからです。
2つ目はトレンドに複数押し目ができている場合に、1つ前の押し目の頂点の少し奥で損切です。
猶予を持って5pipsは奥にしましょう。
この方法は早めに損切することになりますが、次のトレードに切り替えることができます。
また、後で紹介するロット計算と併用した場合、1つ目の損切よりも小さな値幅で大きな利益となります。
利確は基準のラインより手前、損切は基準のラインより奥と覚えてください!
トレード手法2:レンジトレード
この手法はレンジ相場で使用します。
レンジ相場とは価格が一定の範囲内で行ったり来たりする横這いの相場です。
範囲の最高値を【天井】、最安値を【底】といい、天井と底で反発しやすい特徴があります。

この手法ではレンジ相場の天井と底の反発しやすい特徴を利用して利益を得ていきます。
チャート上で使うもの
移動平均線と【水平線】、【トレンドライン】を使用します。

水平線の使い方
水平線は横ばいになっている複数の反発ポイントの頂点を結ぶことができるツールです。
多くの人が似たようなところにラインを引き意識するので、近づくとそのラインまで到達しやすい特徴があります。
チャート左上のツールバーから横線の真ん中に〇がついているアイコンをクリックして使用できます。
選択後チャート上でクリック&ドラッグで任意の場所に水平線が表示されます。
複数の高値安値が重なるようにラインを引くことがポイントです!
トレンドラインの使い方
トレンドラインは主にトレンドに対して使用するツールです。
トレンドの押し目の頂点を結んで反発しやすいポイントを見ることができます。
そして、反発せず【ブレイク(ラインを抜けてローソク足が確定)】するとその方向に進みやすい特徴があります。
今回の手法では、トレンドラインのブレイクを利用します。
チャート左上のツールバーから左上がりの斜め線で両端に〇がついているアイコンをクリックして使用できます。
アイコン選択後、チャート上でトレンドラインの開始点と終了点にそれぞれ1回ずつクリックすると表示されます。
複数の押し目の頂点が重なるようにラインを引くことで信頼度が高くなります。
トレードのルール
- 1時間足で環境認識
1時間足で移動平均線から環境認識をしましょう。
移動平均が横這いになっていればレンジ相場と考えることができます。
横這いの長さが短い場合、大きなトレンドの調整ですぐレンジが終わってしまいトレンド方向に向かう可能性があるので、横這いが始まったばかりはトレードを避け様子を見ましょう。
目安は上昇下降でできたローソク足の山や谷が4つ目形成中です。 - 1時間足でレンジの天井と底のライン①を引く
レンジを確認したら、そのレンジの高値安値に水平線を引きます。
複数の高値安値に重なるようにラインを引くことを意識しましょう。 - 5分足でライン①近くの小さなトレンドに斜めラインを引く
5分足で天井と底に近づいたら、近づくまでのローソク足の流れを小さなトレンドとみて、トレンドラインを引きます。
天井に近づく場合は上昇トレンドの押し目の安値、底に近づく場合は下降トレンドの押し目の高値を結ぶようにラインを引き、少し延長しましょう。
天井や底にタッチしたあと、トレンドラインをブレイクしたらエントリーします。
ローソク足がブレイクした形で確定するまではトレンド方向に進む可能性がまだ高いので焦らないことが大事です。
トレンドラインをブレイクせず、レンジの天井や底をブレイクした場合、新しいトレンドが始まった可能性があるので、順張りトレードのチャンスを待ちましょう。 - 1分足でエントリータイミングを計る
5分足でトレンドラインをブレイクしそうになったら、1分足でエントリーのタイミングを計ります。
ブレイクしてすぐではなく、ブレイクした状態でローソク足が確定したらエントリーします。
エントリーのポイント
トレンドラインをブレイクしたあと、再度トレンドラインに向かう可能性があります。
ブレイクした後、トレンドラインに戻ってから再度反発したのを確認してエントリーがオススメです。

利確・損切ポイント
利確ポイントの候補は2つあります。
1つ目は天井や底で利確です。

この方法はレンジトレードで最大の利益を獲得することができます。
多くのトレーダーが「レンジはまだ続く」と考えていれば比較的到達しやすい傾向があります。
2つ目はブレイクしたトレンドの1番近い押し目の頂点で利確です。

直近で反発した実績があり、意識されるポイントになります。
到達するまでの時間が長いほど勢いが弱いことを指しているので、時間が掛かるようならここで利確します。
損切ポイントはエントリーに使用した天井や底の少し上です。

損切する状況になることはレンジのブレイクを意味します。
レンジがブレイクするとその方向にトレンドが始まるので、すぐ撤退して順張りトレードのチャンスを待ちましょう。
この手法でも順張りトレードと同様、利確は基準のラインより手前、損切は基準のラインより奥と考えてください。
【重要】トレードに使うロットの計算
FXのトレードには【ロット】と【pips】という単位が使われます。
ロットとは取引通貨量の単位です。
海外FXの場合、多くは10万通貨で1ロットとされています。
pipsとは通貨の価格の変動を表す単位です。
MT5では【points】と表示されており、10points=1pipsと考えます。
1ロットで買いのトレードしている時、1pips上昇すると1000円の利益となります。
ここでは私が今もなお使い続けているロット計算のひな型を紹介します。
1万円チャレンジでのハイレバトレードだけでなく、より安全重視のトレードでも活用できるので、ぜひ覚えてください!
ロット計算式
ロット計算式は以下の通りです。
有効証拠金×損失許容割合(%)÷(逆行pips+スプレッド)÷1000=ロット
【有効証拠金】はチャート左下のツールボックス内にある取引タグから見ることができます。

口座に入れたお金だけでなく、付与されたボーナス、トレード中の利益も含めた数値になっています。
【損失許容割合】は損切に至った際に有効証拠金の何割が減るのか決めるものです。
これを先に決めることで予定以上に損失が発生することを抑えられます。
1万円チャレンジでは割合を30%~50%としています。
基本は30%で強いパターンの時は50%と使い分けるといいでしょう。
【逆行pips】はエントリーポイントから損切ポイントまでのpipsです。
チャート上でホイールをクリックするとマウスカーソルが十字に切り替わります。
そのままエントリーポイントでクリック、損切ポイントでドラッグすると、エントリーポイントから損切ポイントまでのpipsを確認できます。
【スプレッド】は手数料とも呼べるものです。
通貨と価格変動の勢いに応じて変化します。
現在のローソク足にマウスカーソルを合わせると、チャート左のデータウィンドウの【Spread】で見ることができます。

ロット計算をエントリー前に行うのは損失を抑えるだけでなく、エントリーする前に慎重になることにも有効です。
計算している時に利確ポイントまでの獲得pipsを見れば利益も予想できます。
許容した損失に対して、利益が少ないと感じたらトレードしないという選択もできるでしょう。
トレード以外に大事なこと
FXのトレードにはメンタルコントロールがとても重要です。
損失を取り戻そうと焦ってルールに合わないトレードをしてしまえば、そこにはゼロカットが待っています。
焦らず、ルール通りにトレードを常に意識してください。
理想は感情を入れずに機械的にトレードを繰り返すことです。
また、口座にお金を入れている限りそのお金は自分の手元に無いと考えましょう。
いくらルール通りにトレードしていても、急騰急落により予定よりも損失がでることがあります。
ひどい場合は一瞬でゼロカットです。
ですので、一定の利益を得たら都度出金して利益を完全に確定させましょう。
オススメは5万円増えたら1万円出金、口座内が20万になったら全額出金です!
まとめ
私が1万円を1週間で40万円にした2つの手法を紹介しました。
この2つの手法を使えば必ず40万になるとは言いません(というか言えません)。
ですが、実績はあるので利益を得ながらFXの経験を積めるでしょう。
また、すぐ実践するのではなく過去検証や練習を繰り返すことでトレード精度や感覚を掴めます。
そこで得た経験や知識で自分なりの手法を作るのもいいでしょう。
この手法で貯めた資金で安全なトレードにシフトすれば安定して利益を得続けることもできます。
利益を得ながらたくさんの経験してください!
それがFXで成功する秘訣です。
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