こんにちは!今回はFX初心者でも使いやすく、なおかつプロトレーダーも活用する「ブレイクアウト手法」について解説します。値動きが大きくなるタイミングを狙うこの手法は、短期トレードから中長期トレードまで幅広く応用できます。
この記事の目次
■ ブレイクアウト手法とは?
ブレイクアウトとは、一定の価格帯(レンジ)を抜けたときにエントリーする手法です。
たとえば、価格が長時間にわたって「100円〜101円」の間を行ったり来たりしていたとします。このレンジを上に抜けたとき、「勢いに乗って価格がさらに上昇する」と期待して買い(ロング)エントリーするのが、ブレイクアウト手法です。
■ ブレイクアウト手法のメリット
- ✅ 大きなトレンドに乗りやすい
- ✅ 短時間で利益が出やすい
- ✅ 明確なエントリーポイントがある
初心者にとっても「チャート上の判断が明確」なので、ルールが守りやすいというメリットがあります。
■ 実践ステップ(具体例つき)
① レンジを確認する
まずは、一定の時間価格が上下に動かず、横ばいになっている状態(=レンジ)をチャート上で確認しましょう。
目安:1時間足 or 4時間足
例:
– 上値抵抗線:1.1000
– 下値支持線:1.0950

② 抜けた方向にエントリー
価格が明確にレンジを上抜け(もしくは下抜け)たら、次の足でエントリーします。
ダマシを避けるために、ローソク足の「実体」がレンジを超えたことを確認するのがコツです。
実際に先程の例を見てみると、上値抵抗線を実体が超えたあと、強い上昇が始まっていることが分かりますね。
③ 利確と損切りを設定する
- 利確:20〜50pips程度(相場状況による)
- 損切り:レンジ内に戻ったら(例:エントリーの10pips下)
■ ブレイクアウト手法の注意点
- ダマシ(フェイクブレイク)に注意:
レンジを一時的に抜けたと思ったらすぐ戻ることがあります。これを避けるために、「ローソク足の確定」や「出来高(ボリューム)」の確認が有効です。 - 経済指標前後は避ける:
突発的なニュースや指標発表で動いた場合、ブレイクアウトではなく「ノイズ」である可能性が高いため、エントリーは控えましょう。
■ まとめ
ポイント | 内容 |
---|---|
手法名 | ブレイクアウト手法 |
相性の良い時間足 | 1時間足・4時間足 |
メリット | 明確なポイント、トレンドに乗りやすい |
注意点 | フェイクに注意、指標前は避ける |
「相場が動く瞬間を狙いたい!」という方には、このブレイクアウト手法は非常におすすめです。明確なルールと損切りラインを決めておけば、初心者でもリスクを抑えたトレードが可能になります。
次回は「フェイクブレイクを見抜くテクニック」についてもご紹介しますので、お楽しみに!
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