FXトレードにおいて「プライスアクション（Price Action）」とは、価格の動きそのものから相場の流れや反転ポイントを読み取る手法です。インジケーターに頼らず、ローソク足の形やチャートパターン、サポート・レジスタンスなどを基に売買の判断を行います。
プライスアクションの基本3要素
1. ローソク足の形
ローソク足は市場の心理を表す重要な要素です。以下のような形に注目しましょう！
・ピンバー（Pin Bar）
ヒゲが長く、反対方向への反転サイン
・インサイドバー（Inside Bar）
小さな値動き → ブレイクの前触れ
・エンゴルフィンバー（Engulfing Bar）
前のローソク足を包み込む → トレンド転換の可能性
2. サポート・レジスタンス
サポートラインは価格が下げ止まりやすいゾーン、レジスタンスラインは価格が上げ止まりやすいゾーンです。これらは反発ポイントやブレイクアウトの目安になります。
3. トレンドとレンジの見極め
- トレンド相場：高値・安値の更新が継続する状態
- レンジ相場：一定の価格帯で上下する横ばい相場
プライスアクションは、どちらの相場にも応用が可能です。
よく使われるプライスアクション・パターン
■ ピンバー + サポートライン
下落中に長い下ヒゲのピンバーがサポート付近
損切り：ピンバーのヒゲの下に置く
利確：次のレジスタンスラインを目安に
■ エンゴルフィンバー + トレンドフォロー
上昇トレンド中に陰線を包む陽線
実践での注意点 相場環境（トレンド or レンジ）の判断を最優先 インジケーターと併用してもOK。ただし価格の動きを主軸に 経験値が重要。チャート検証で感覚を養うのが近道
まとめ
プライスアクションとは価格の動きから売買を判断する手法です。
見るべきポイントはローソク足・サポレジ・トレンドを見ることで相場の本音を読み解くことができます。
メリットはリアルタイム性が高く、相場心理を読みやすいことで、デメリットは主観が入りやすく、経験が必要といった点が挙げられます。
プライスアクションを理解することで、相場の「なぜ動いたか？」がわかるようになります。最初は難しく感じるかもしれませんが、繰り返しチャートを見ることで必ず身につけられるので、根気強くチャートと付き合っていきましょう！
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